ニュース 2024/04/25

プレスリリース 熱波被害復興イベント「MRとまと投げ」開催について

日本初の複合現実(MR)とまと投げで「新潟北区トマト」の魅力をつたえるイベントを開催

このイベントは令和58月に起こった新潟熱波被害からの復興に向けての取り組みであり、株式会社曽我農園主催、JA新潟市協賛、JAバンク新潟県信連協賛、北区とまと王国協議会(新潟市北区産業振興課)協賛、新潟日報メディアシップ共催、新潟県(広報後援)他クラウドファンディングによる支援で開催する。

主催者である株式会社曽我農園(本社:新潟市北区、代表:曽我新一)は202461日(土)、2日(日)の2日間、新潟日報メディアシップにて「にいがたMRとまと投げ」を開催します。イベントは株式会社メビウス(新潟市中央区)技術開発のもと、複合現実(MR)を使用したとまと投げで、当たったターゲットが幸せになっていくというものです(下記イメージ参照)。開催当日は、曽我農園「越冬トマト」「闇落ちとまと」、JA新潟市北区の豊栄(とよさか)トマト、にごりかわトマトを販売。その他にフルーツトマトジュースの無料試飲、株式会社NTT-ME(新潟市中央区)による農業ICT技術展示会なども開催予定です。

 

主催について

(株)曽我農園は新潟市北区で直売所を営むトマト農家です。当農園の「越冬トマト」は野菜ソムリエトマト選手権において食味日本一を2年連続で受賞し、現在は越冬トマトを原料にしたジュース、ケチャップの販売もしております。近年はSNSを通じて規格外品トマトの情報を発信。2021年には、本来廃棄して捨ててしまう「尻腐れトマト」(実は一番甘い)を「闇落ちとまと」と命名することで正規品をしのぐ人気を獲得しています。

フェーン被害からの復興

世界的に豪雨や豪雪など年々、気候が極端になりつつありますが、令和5年8月新潟で起こった3回のフェーン現象による農業被害は今までに経験したことのないものでした。この年、新潟では張り出した2つの高気圧と台風による3回のフェーンにより、全国平均気温がトップに。中でも当農園の位置する新潟市北区というトマト産地では、39度以上の日が半月以上も続き、ビニールハウスの中は50度超に迫る状況。雨は一滴も降ることがありませんでした。

当該地域では例年に比べトマトの収量が4割ほどまで落ち。廃棄トマトも急増。農家によっては全滅したところもありました。このままでは廃業する農家が加速、今まで先輩農家が培ってきた栽培技術や産地のブランドが急速に失われていくことになります。そこでSOGA FARMは自社トマトに限らず、新潟北区トマトの認知度を高め、多くの皆様に購入していただくことを目的とした復興イベント、日本初の「にいがたMRとまと投げ」の開催を企画しました。

MRとまと投げとは

MR(複合現実)とは、現実世界と仮想世界を融合させた技術です。次世代のセンサー(ゴーグルなど)や画像テクノロジーを使用して、物理的な環境と仮想的なアイテムでやり取りを行います。 今回のイベントでは会場となる実際のホールの中で、仮想のトマトを仮想のターゲットに向かって投げ、当たったキャラクターをトマトで幸せにしていくゲームとなっています。またその状況をスクリーンに映し出し、第三者が見ても楽しめるようになっています。

「にいがたMRとまと投げ」はスペインのトマト投げ祭り「ラ・トマティーナ」からインスピレーションを得ています。ポイントはスペインの伝統的な祭りを現代的、日本的なアトラクションに変革することです。イベントを通じて幅広い層の関心を集め、「新潟北区トマト」を県内外の皆様に認知していただくことにより、地域全体の生産者の所得向上につながればと考えています。

当日の販売イベントについて

2024年61日(土)、2日(日)は、MRとまと投げに加えて、()曽我農園の 「越冬トマト」「闇落ちとまと」、JA新潟市北区の「豊栄トマト」「にごりかわトマト」の販売を行います。また数量限定でフルーツトマトジュースの無料試飲や、()NTT-MEによる農業ICT技術展示会などを予定しています。

最後に

トマト栽培の状況は極端な気候や担い手不足で年々厳しくなっていますが、この復興イベントをきっかけに、「新潟のトマト」を「コシヒカリ」や「日本酒」に並ぶブランドに育てていきたいという目標があります。「MRとまと投げ」を継続的に開催することで新潟の恒例行事にしていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

▼ホームページ: https://sogafarm.jp/

▼SNS各種公式: https://twitter.com/pasmal0220

https://www.instagram.com/sogafarm_tomato/

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