ストーリー 2021/03/25

曽我農園オリジナル「越冬トマト」、その圧倒的な旨味と甘みのわけ

おいしさの密度が、上がる冬。 

新潟では雪下人参や冬菜など、寒さにたえた分だけ甘を増す野菜があります。それなら夏が旬トマトも冬に甘くなるのでは そんな疑問から、力強い味わい「越冬トマト」は生まれました 

この赤い果実おいしさの密度を上げるのは、白い雪が舞う冬から春寒さからを守るため、ごく小ぶりなカラダの中に、甘みと旨みぎゅっと蓄えて育ちますこうして厳しい環境生き抜いて、フルーツのような味をもつトマトなるのです 

 

 

無数の筋は、旨みがつまった合図 

「越冬トマト」の栽培期間はトマトの46カ月。9月に苗を植えた後は太陽がほとんど顔を出さない秋が訪れ、121月になるとトマトは縮こまり雪国の寒さにじっとたえ続けます 

でもいちばん大変なのは春の兆しを感じる23月。吹雪の翌日強い日射し照りつけるなど、環境変化が激しいからです。の温度差は昼夜で25以上およぶ目まぐるしさそんな過酷な日々を、トマトのおしりスターマークと呼ばれる無数の筋が入ったら「いい旨みがつまってますよ」という合図。だけでなくトマトらしい酸みを併せもつ、濃く深い味トマトが完成します 

 

 

最小限の水やりで、より濃厚 

一般的な薄ピンクのトマトと比べサイズは1/3ですが、水に沈むほどずしり重いのも特徴です輪切りにするとゼリーの代わりにぎっしりつまった実があらわれます。これは渇きを潤す水をできるだけ抑えた結果おいしさが凝縮した証。その濃厚な味わいが評価され2012年の野菜ソムリエサミットで2部門で大賞を受賞しています 

 

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